今年も「南山陽子展」に行ってきました。
今年のテーマは「影」。
個展にお邪魔する前は「影」が主役?と思っていましたが、観れば観るほど面白く(この表現は間違っているかもしれませんが・・・)とても魅力的なものでした。
見ていると不思議なもので、写真が飾ってある額に出来ている「影」をも、素敵に見えてきます。
個展に寄った帰り道、いい大人がついつい影を見つけては踏んでしまいました・・・。傍から見ると、かなり変な人だったに違いないと思いつつ、子供の頃の影踏みを思い出して、とても楽しい帰り道となりました。
個展によせて
今年は“影”を追いかけました。追いかけたこともあったり、待ったこともあったり。私は根性がないのと、執着心がないので、ぷらぷらと歩いて気になったシーンがあると“パシャ”と撮るスタイルなので、“影待ち”をしたのは珍しい撮影行動でした。写真展にむけ、本腰をいれた4月以降は、雨や曇った日が多く、影を撮るのにはよくないコンディションでした。(昨年の写真展のテーマが“雨”だったのですが、昨年雨を撮っていたときはなかなか、雨が降らず困りました。)やはり、日ごろの行いがよくないのでしょうか。そんなわけで、あるときは、雲の間に太陽がのぞくときは空を仰ぎ雲の流れを見たり、地面はどんな絵を描いているのだろうと睨んだりしながら待ちました。影は以前から気になって撮っていましたが、いざ影を追い始ると、ワインを飲んでいるときも(ヴェネチアでは、一杯のワインをombraと言うそうですが、なんとイタリア語で影はombraです)、蛍光灯の灯りが及ぼすグラスの影や、会社に行けば、朝方のオフィスのブラインドの影や、何もかもが気になってしまう。今も、夜繁華街を歩いていると、素敵な影を利用したお店があると視線がいってしまいます。
撮影は殆ど、自宅の周りや散歩で出かけた横浜、恵比寿、巣鴨、通勤路の大手町⇔日本橋間です。日本橋や大手町は場所を選ばないと、全く影がありません。ビルの隙間はビルが高いので真っ暗な状態で日傘が必要ない状態です。大きな建物でも空間があれば影はあるのですが、そんなわけで、撮影地には下町や住宅街など低い建物のある場所が多くなりました。また、撮影する時間は太陽が真上にある真昼より朝や午後のほうが自然と多くなりました。(真昼は暑すぎたということもありますが・・・)
少しこだわったのは、ビルに反射するガラスの影はこれは“光”だと思って撮りませんでした。それこそ、ビルが接近して立つところは、日光がガラスに反射して地面やビルの壁に映ります。影の中の光です。美しいとは思いましたが、これは、光がメインであって、影ではないと勝手な理屈を作って。
南山陽子 略歴
2003年 ぎゃるりじん個展(野菜)2004年 ぎゃるりじん個展(枝)
2004年 photo club Azzuri グループ展(魚、かに)
2005年 ぎゃるりじん個展(雨)
告知
こんなきれいなものがあった、こんなきれいになった、こんな本や音楽お勧めです、などなど何でも結構です。
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スタッフで検討の上、掲載させていただきます。














南山陽子写真展『影』
【 場所:ぎゃるりじん,会期:2006年10月31日(火)〜11月5日(日)】