日本のリンゴ
中央アジア原産で、有史以前から食用とされていたリンゴ。日本での栽培は、明治5年から本格化しました。
寒い地方の果物の王様。青森、岩手、秋田、長野、山形などが主な産地。今では1年中出回っていますが、旬は10〜12月。代表的な品種は、ふじ、むつ、紅玉、王林、スターキング、ゴールデンデリシャス、千秋、津軽などですが、世界には1万種以上の品種があります。日本では、ふじをはじめとするデリシャス系に人気があります。
実が固く酸味の強い紅玉は、アップルパイなどに最適ですが、甘くてソフトな蜜入りリンゴに需要がシフトした日本のマーケットからは少しずつ追いやられ気味。旬を逃すとなかなか手に入らないので、この時期は紅玉を使ったアップルパイや焼きリンゴなど、大いに楽しみたいもの。
リンゴ飴に使われる小さくかわいい姫リンゴ。縁日で、その真っ赤な輝きに、胸ときめかした乙女がたくさんいるのでは。やっと買ってもらったリンゴ飴。でも、途中であきて投げ出した、なんて人も…私も実は…ごめんなさい<m(__)m>
リンゴの栄養
果物の糖分には、ブドウ糖、果糖、ショ糖があり、リンゴには主に果糖が含まれ、脂肪をエネルギーに変換する作用があります。スタミナ補給源として運動の前に、また一日の始まりの朝食に、おすすめです。
ビタミン類はあまり含まれていませんが、血中で重金属を捕まえるケルセチン、尿の排出を促すカリウム、排便を促す水溶性の食物繊維のペクチンを豊富に含み、体を冷やすことなく、デトックス効果がとても高い果物です。
さらに、最近注目されているのがリンゴポリフェノール。リンゴ特有のポリフェノールには、抗酸化作用、抗アレルギー作用、口臭抑制作用の他、脂肪の蓄積を防ぐという嬉しい効果もあるのです。
リンゴと紅茶のパンケーキ&アップルティー
市販のホットケーキミックスにひと手間加えて…アールグレーとリンゴの風味豊かな季節のデザート。
フレッシュなリンゴの皮で作るアップルティーの甘酸っぱい香りが、ティータイムをさらに楽しませてくれます。
*材料 4〜6人分
- リンゴ(ノーワックス)…1個
- バター…大さじ1
- グラニュー糖…10g
- レモン汁…小さじ1
- ブランデー(もしくはラム酒)…大さじ1
- 市販のホットケーキミックス…200g
- 牛乳…150cc
- 卵…1個
- アールグレーの葉…小さじ1
- 仕上げ用シナモン…適量
- 仕上げ用グラニュー糖…適量
*作り方
- リンゴの皮をむいて、12等分し、芯を抜く。(後で皮をアップルティーに使います)
- フライパンにバターを入れ、中火でリンゴを焼き、うっすら茶色く色づいてきたらレモン汁とグラニュー糖を加え全体にからませ、ブランデーを入れてフランベし、皿に移す。
- ボウルにホットケーキミックス、牛乳、卵を入れ、泡だて器でよく混ぜ、細かく刻んだアールグレーの紅茶の葉(小さじ1)を加えて混ぜる。
- フライパンに油(分量外)を入れて熱し、一度火を止めて余分な油を拭き取り、③の生地の6割位をフライパンに入れ、②のリンゴを放射状に並べ、残りの生地を上からかける。
- 蓋をして弱火で8〜10分程度、表面にプツプツと穴が開いてきたら、ひっくり返し、蓋をしてさらに8〜10分程度、焦がさないようにじっくりと焼く。
- 中まで火が通り、両面こんがりと焼けたら皿に盛って、グラニュー糖とシナモンパウダーを好みでトッピングする。
- 人数分の紅茶を入れて、茶葉を取り出し、①のリンゴの皮を入れて2〜3分程度蒸らす。
- 好みでレモンやシナモンスティックなどを添える。




グローバルな果物
西洋ではその昔、果物の総称であった『Apple』。旧約聖書にでてくるアダムとイヴの禁断の果実が『リンゴ』であったというのは世界的に知られている話でもありますが、厳密には『リンゴ』という記述はされていません。
17世紀、イギリスの詩人ジョン・ミルトンの『パラダイス・ロスト(失楽園)』によって、禁断の果実が『りんご』であるとのイメージがすっかり浸透してしまったのです。
他にも、ドイツの白雪姫。イギリスのウィリアム・テルに、アイザック・ニュートン。ニュートンは落下するリンゴを見て、万有引力の法則を発見したのですが、リンゴの他にも落下するものはたくさんあったはずだと思うのですが…
まっ、リンゴにまつわる話を上げればきりがないほど、グローバルな果物ということで。