第7回 久しぶりのワインを堪能!
今回は2004年のボルドーの白/CH.カルボーニュと、1997年のオーストラリアの赤/GROSSET社ガイヤをテイスティングしました。
最近は白ワインというとシャルドネ種を飲む機会が多かったのですが、久しぶりのボルドーグラーヴ地区/ソーヴィニヨン・ブラン種のテイスティング。言わずもがなCH.カルボーニュは赤も白も格付けされていて、ボルドーは赤というイメージが強いのですがグラーヴではこのカルボーニュのように長熟タイプの白も産出しています。
まずは、ボルドーの白から。
色は淡いレモンイエローで、輝きがあり若々しい外観。香りは控えめで、グレープフルーツの皮や柑橘系の香り、ハチミツの香りも感じます。揮発(きはつ)性のあるフリンティー(火打石)さもあり、いつも飲み慣れているシャルドネ種とは明らかに違います。味わいは香りと同様控えめ。甘味を初めに感じ、その後すっきりとした酸味が立ち上ります。甘味と酸味のバランスがとてもよく、香りと共通するグレープフルーツのようなちょっと苦味も感じられます。後味はしつこくなくすっきりとしていて、のど越しがよく、スッとワインの方から入ってくるという印象。魚貝のマリネやレモンを絞った舌平目のムニエルなどと、とてもよく合いそうです。
さて、次の赤ですが、これもまた久しぶりのオーストラリアワインで、アデレード近郊のクレアバレーという名醸地のワインです。
外観は黒味がかったレンガ色で、つやがあり粘着性もあります。木樽やスパイス(黒胡椒)やアンズジャムのような香り、少し湿っぽい下草(熟成香)の香りも感じます。味わいはアタック(最初の印象)が強く、初めに温かい甘味を感じ、果実味もあります。飲んだ瞬間からタンニン(苦味)が強く、舌にまとわりつく感じでボリューム感があり、余韻も長く、のど越しは滑らかでスムーズです。
品種はカベルネ・ソーヴィニヨン75%、メルロー5%、カベルネフラン20%と親切にもラベルに書いてありました。カベルネ・ソーヴィニヨン75%はこんなに力強いと再確認しました。酸味と苦味がまだ充分に残っており、すでに10年近くたっているのですが、このあと10年先まで熟成して楽しめそうなワインです。
オーストラリアといえばシラーズ種が主な品種となっており、一切シラーズ種を使用していないというオーストラリア産にしては珍しいタイプのテイスティングとなりました。
今月のテイスティングワイン
- (左)CH.CARBONNIEUX(カルボーニュ)
2004年 フランス産 白 - (右)Gaia(ガイヤ)/GROSSET社
1997年 オーストラリア産 赤


